依存症回復を題材とした衝撃の問題作
6月29日(土)より新宿K's cinemaほか、全国順次公開!
大好評につき、都内追加上映決定!全国各地上映拡大中!
Teaser
Introduction
ギャンブル依存症、アルコール依存症、ゲーム依存症、薬物依存症、買い物依存症、ゲーム依存症…
実際の依存症者(アディクト)多数出演!依存症からの回復を題材とした衝撃の問題作!
依存症は一生治らない——日本人の大多数はそう思っているだろう。政府やメディアが作り上げたイメージによって、多くの人が依存症を克服している事実を知らない。主演の高知東生を始めとし、この映画には実際の回復を続けている依存症者、またはその家族を多数起用。リカバリー・カルチャーの重要な要素の一つである、チーム一丸となり病に立ち向かう姿は、さながら撮影隊が映画に臨む姿勢とオーバーラップする。スリリングなラストの即興芝居は、依存症の苦難を本当に経験したキャスト陣による映画への挑戦である。やめ続ける人。そして待ち続ける人々の生き様を丁寧に描いた、ナカムラサヤカ監督の最新作。
やめたい。やめたい。誰か助けて。


Story
数々のヒット曲を持つ大物ミュージシャン、大和遼が覚醒剤と大麻の所持で逮捕された。人々は驚き、落胆し、大きなニュースとなった。あれから2年。依存症患者らで結成されたゴスペルグループ「リカバリー」が音楽ホールでコンサートを開こうとしていた。そのメンバーには大和の名前があった。あの事件以来、沈黙を守ってきた大和がついにカムバックする。出演の知らせを聞いたコアなファンが続々と会場前に集まった。薬物、ギャンブル、アルコール、買い物、ゲームといった依存症者で構成される依存症ゴスペルグループ「リカバリー」。メンバーたちは互いに支え合い、スリップ(依存性物質に再び手を出すこと)することなくコンサートにこぎつける。しかし、大和は開始時間を過ぎても現れない。逃げたのか?それともスリップ?果たしてコンサートは開催できるのか——。

かわいそうじゃないんだよ。
それは時が来るのを待った方がいいってこと。
そして本作衝撃のラスト、シナリオの無いサプライズ即興芝居を見逃すな!

Comment
演技する俳優たちと
逃れようのない事実を
混ぜる危険を省みず、
走り切ったナカムラサヤカを
支持します。
吉田大八
映画監督
ナカムラ監督とワークショップで
選ばれた俳優たちの
情熱から生まれたこの映画は
今の『依存症』の実態と
『ふつう』に戻るすべを
リアルに描き出している。
瀧本智行
映画監督
Cast&Staff

1964年高知県出身。1993年に芸能界デビューし、映画やドラマ、バラエティに多数出演する。2016年、覚せい剤と大麻使用の容疑で逮捕。執行猶予判決を受ける。2019年から依存症問題の啓発活動を始め、翌年よりTwitterドラマ 「ミセスロスト~インタベンショニストアヤメ」で俳優復帰。 その後、自叙伝や自伝的短編小説連載するなど、作家としても活動する。現在はYoutube「たかりこチャンネル」で依存症の啓発番組を配信中。
高知東生

1986年東京都出身。2004年俳優としてデビューし、ドラマ 『1リットルの涙』、『のだめカンタービレ』、映画『男たちの大和/YAMATO』などに出演。2022年「依存症の正しい報道を求める ネットワーク」主催のグッド・プレス賞にゲストとして登壇以後、依存症関連の啓発活動に参加。 ASK認定依存症予防教育アドバイザー取得。『アディクトを待ちながら』で俳優業を再開。最近では、短編映画『いのちの明日~the dignity of life~』に出演している。
橋爪遼

1966年東京都出身。NHK大河ドラマ『武田信玄』で俳優としてデビュー。1989年公開の映画『マイフェニックス』で初主演を果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。 その後ドラマをはじめ、映画、バラエティと幅広い分野で活動中。最近では、TBS「不適切にもほどがある!」に出演。 また、写真家としても活動している。